ウォーホルといったら、Campbell'sスープ缶、というくらい現在ではアイコニックな存在ですが、1962年に、ウォーホルが初めてキャンベルスープの作品をロスのFerus Galleryで発表したときは、売れずに残ってしまったそうです。今となってはおかしな話。
1950年代、アメリカでは戦後の経済成長が著しく、産業発達とともに、庶民の生活もどんどん変化しました。その象徴として、ファストフードや缶詰めなどのレトルト食品が一般家庭にも出回りました。
そういう時代に育ったウォーホルが、イラストレーターからの転向とともに制作したのがキャンベルスープ缶のペインティング。
当時のセレブリティをシルクスクリーンで転写した作品も有名なので、キャンベルスープもプリントかと思われがちですが、最初に制作されたスープ缶は、キャンバス地にひとつひとつペイントで描かれた絵画でした。
1962年、マリリンモンローが自殺。
それにもちゃんと応答して、モンローの転写プリントも制作されました。
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