Monday, July 27, 2015

Cast Party ライブPodcast

今夜は過ごしやすいニューヨークでした。
寝ても寝ても眠い。


みなさんPodcastはお聞きになりますか?
ポッドキャストって、ラジオみたいなでもインターネット配信なのかな?と、私の中では定義が曖昧なのですが、ニューヨーク?アメリカ?英語圏?では流行っているみたいです。

お友だちに誘われて、キャストパーティCast Partyというポッドキャストのライブイベントへ行ってきました。場所はNYU Skirball Centerでした。初めて。

























若者でいっぱいの会場です。
なんとなく、白人20歳から35歳くらいの人が大多数だったようにおもいます。もちろん、私のようなアジア人などいろいろいましたが。


このキャストパーティというイベント、4つのポッドキャストを生で同じ日に聴けちゃうイベントでした。
美術好き方には欠かせない、ナショナルギャラリーオブアート(ワシントンDCにあるアメリカ1、2を争う大きさの美術館)のポッドキャストは大学の講義がタダで聴けちゃうような感じで、私も好きなジャンルやスピーカーによって聞いていますが、今日知ったポッドキャストは全部面白かったです。

中でも、
Radiolabは、知性にあふれていて、トリビア的ながらも本当に面白い。
Lauren Lapkusは、若い女優さんローララプカスが、毎回違うゲストになりきって喋り通すというコメディ。
Invisibiliaは、人間には見えないけれど、わたしたちの行動のもとになっているような、アイディアや信仰を考える番組。

世界は広いな!っと思わせてくれるイベントでした。
英語の勉強にもぴったりのポッドキャスト。テッドトークとも似てるけど、もっとプロフェッショナルで頭に効きそう?な感じでした。こりゃテレビ離れしますね、っとも思ったのですが、人気のポッドキャストからテレビ番組になった例もあるそうです。

みんなで聞いて、みんなで賢くなろう

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Thursday, July 23, 2015

行ってはいけない時間帯

ニューヨークに住んでいて、いいことといったら、やはり美術鑑賞がいつでもすぐできる。特に近代現代は豊富です。

モマは近代美術の歴史を作ったと言われる美術館(セザンヌではじまる常設展は、近代美術史のモトとなっているのです)ですが、もしもニューヨークに住んでいるのならば、金曜夕方は近づいてはいけない時間帯です。
今はユニクロのスポンサーにより、4時からタダで入れるのですが、もーーう、混雑がピークです。大人通常$25もかかるので、タダは魅力的ですが、あんなに混んでいたら病気になりそうです。

たまたま金曜の夕方、お仕事が早く終わり、5番街にいたので、ついモマに行ってしまったのですが、、、、

見たい見たくないは考えず、人の少ない場所へ自然と行くこととなりました。

























ええ、外庭のスカルプチャーガーデンです。
暑い日でしたが、人から逃れるにはもってこい。そして、こちらの彫刻、仮面をかぶっているようですが、近づいてみると、、



























蜂の巣が頭にできていて、生きているミツバチが群れているのです。
2012年にモマが購入したこちらの作品、フランス人作家のPierre Huygheによるもので、ミツバチと人類の関係、ミツバチが群がるように、人間も群がって政治をし、社会をつくっている、という作品です。彫刻にミツバチをつけることで、ミツバチが人間の頭脳の延長になっているかのよう。
セイヨウミツバチは、人口飼育が可能なので、こんな作品もできてしまいますね、なんて。全く関係ないです。


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Wednesday, July 22, 2015

草間彌生にジェイコブハシモト

白髪一人だけでなく、クリスティーズのファーストオープンは注目作品がたくさんあったのですが、少しご紹介。

こちらの草間彌生のフルーツという作品、あのオールデンバーグの様なソフトスカルプチャーのようなものたちと、バスケットがすべて金色で塗られております。80年代のものなのかなーっと思ったら、1998年から。モマにある白いボートの様なソファのような作品と同じシリーズでしょうか。
エスティメイトは$50,000-80,000。ニューヨークにあるRobert Miller Galleryという中堅ギャラリーを通って今回売られることになったみたいです。


























Ruth Horwichコレクションからも今回のファーストオープンで売られているのですが、このルースさんのコレクションがすごい!
ルースさんは、去年亡くなられたアートコレクターなのですが、シカゴにある現代美術館の役員や、シカゴの文化を支えてきた一人だったのです。中でも、アレキサンダーカルダーや、アンディウォーホルなど、大人気の現代美術作品をたくさん持っていたみたいです。


























ジェイコブハシモトは、名前からもわかる様に、日系アメリカ人の美術家で、最近とてもホットです。コロラドで生まれ、シカゴの大学へ行き、今はニューヨークで活躍する若手?の美術家です。今ではMary Boone Galleryに所属しているみたいですが、将来が楽しみです。

Romare BeardenやWanguchi Mutuなど、ニューヨークならではの今注目の作品たちもございます〜。























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Tuesday, July 21, 2015

白髪一雄 クリスティーズにて

本日も真夏日だったニューヨークですが、少し時間があったので、ロックフェラーセンターにあるクリスティーズのファーストオープンのプレビューをみてきました。ちらっと。
「ファーストオープン」と言われるオークションは、春と秋のオークションの時期の始まりのはじまりに開催されるもの。

人気のあるアーティストはもちろんですが、それだけでなく、少し助走的なセールになるようになっております。少し気になったものたちは、




















白髪一雄による扇という1968年のペインティング。18x20インチと、白髪一雄としては小さめな作品ですが、予想落札価格が、$80−12,000と、だいたい80万円から120万円でしょうか?プロビナンスを確認すると、1968年に宮崎で現代美術の展覧会で展示され、それ以降は大阪のArt U Galleryで展示されたようです。
去年の6月に、パリにあるササビーズで白髪の作品が6億円?5億円?で落札された記憶が新しいですが、白髪が属していた具体というムーブメントは、約2年前にモマやグッゲンハイムで大きな展覧会があってから、世界で注目されております。わたしの勝手な無根拠な予想ですと、この値上がりはすぐに収まると思うのですが、今回のこの小さなペインティングはどうなるでしょうか?


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Friday, July 17, 2015

カスタムメイドハンバーガー

ブロードウェイを見た後、おなかぺこぺこだったので、ブロードウェイ通の彼が、よく行くというハンバーガー屋さんに行ってきました。
ミッドタウンにいて、ハンバーガー食べたい?っと聞かれると、大抵シェイクシャックに行くことになり、行きたくない理由も特にないんですが、まあ、シェイクシャック美味しいんだけど、特に食べに行きたいと思ったことがないですね。でも今回は、彼の行きつけのThe Counterという、新しそうなハンバーガー屋さんでした。






































ドリンクメニューが豊富で、ミルクシェイクはもちろん、ハンバーガー屋のくせにワインやカクテルまで用意があるのですが、メニューの最後に、こんな紙が付いていて、テーブルには小さい鉛筆も。そう、お肉、バンズ、トッピングまで、すべて自分の好きな通りに作ってくれるのです。

バンズなしで、お肉付きサラダなんていうのも可能。

わたしが選んだのは、ブリオッシュバンズ、ビーフ100%(1/4パウンド)、ケール、グリルドオニオン、モッツァレラチーズ。お値段書いていなかったのでトッピング控えめにしたのですが、スペシャルトッピング(アボカドとか目玉焼きとか)以外のトッピングは、いくつ頼んでも同じお値段なのかも。
ブリオッシュバンズがとっても美味しかった。ほんのりした甘みと、肉肉しさ。
モッツァレラチーズ、サラダ食べる人用なのかなーっと思ったけど、バーガーにも合います。ハンバーガーにアメリカンチーズが苦手なので、本当に良かった。でもマカロニ&チーズは大好き。

ウェブサイトを見てみたら、カリフォルニアには20店舗以上、サウジアラビアやマレーシアにまであるチェーンのレストランでした。


あ、どうでもいいですが、これはデートだったのかもしれません。
行かなきゃよかった。


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2度目のブロードウェイショー

昨日は湿度も低く、過ごしやすいニューヨークでした。
お友達に、ブロードウェイのタダ券があるから一緒に観に行かない?っと誘われ、
タダなら…ということで行ってきました。人生二度目のブロードウェイ。

























そのタイトルは、オンザタウン(On the Town)。
ニューヨークを舞台にしたミュージカルでした。少しニューヨークの観光地やタイムズスクエアのことをご存知の方でしたら、このポスターで、勘づく方もいるかもしれません。そう、ニューヨークに初めて立ち寄った水平さんたちが、時間の限られた恋を楽しむ、というストーリーラインです。(違う?)
タイムズスクエアには、この銅像も確かあって、(もしかしたら現在はないのかもしれません。事実未確認)アイビースミスというヒロインのダンサーを探すために、水平さんがニューヨーク中を探し回るのです。



















わたしの友人、なんでタダだったのか最後まで教えてくれなかったのですが、なぜか前から2列目の席でした。近い。俳優さんたちの必死に歌う声も、筋肉も、オーケストラさんたちの表情まで、よーく見える席でした。びっくり。

ブロードウェイや劇に全く興味がないわたしですが、楽しめました。
しかし、何百回もショーを観ているニューヨーク出身の彼からすると、このショーはそんなに面白いものでもなかったそうです。シンプルなストーリーでわかりやすいのに。

ただ、途中でコメディ調のシーンがあって、笑いの取り方が吉本新喜劇のようだったのですが、そこがなーんか笑えなかったです。吉本新喜劇は好きで、爆笑できますが、なんかこのミュージカルでその笑いの取り方をするのがわたしには理解しにくかったです。

まあ記録までに。




















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Tuesday, July 14, 2015

ニューヨークにやっとジェリーフィッシュアイby村上隆がやってくる

毎日ジメジメで、傘を持ち歩かない私は時々びしょびしょになっています最近。

この湿気で、気分はどんより、ギャラリーに行くと、エアコンの強さと驚きでパッと目が醒めるのは確かですが、行くまでが困難です。アッパーウエストって快適。

今週から、IFCというインディペンデントの映画館で、ジェリーフィッシュアイが公開されます。あの村上隆初監督映画。村上隆と聞いて、賛否両論あると思いますが、(どんな美術でも賛否両論あるのはあたりまえか笑)私は彼の大ファン。ニューヨークでのこの映画の公開を待ちに待っていました!!!
というのも、去年、一回限りリンカーンセンターの映画館で、ジェリーフィッシュアイが上映されたのですが、もちろんのことチケットは即時完売。私はダメ元で会場まで行って、上映後の村上隆のトークを聞くことができました。トークショーでの90%以上の観客は、非日本人な様な気がしたのですが、みーんな村上隆の話すことを一言も逃すまいと、必死な雰囲気が伝わってきたのが忘れられません。(みんなファンなんだからあたりまえか笑)
そのとき隣に座っていた女性が、私に話しかけてきたのですが、中国人か香港人っぽい装いの彼女、あの杉本博司や奈良美智、草間彌生まで、ビッグな日本人美術家の追っかけをしているかのようでした。有名な美術家とのツーショットを見せつけられました。おすすめの日本人美術家を聞かれ、咄嗟にミスターMr.と答え、作品の画像も見せたのですが、彼女にはハマらなかったみたいです。
















村上隆の魅力として、美術をとても愛しているということです。

あー楽しみでなりません。できれば明日、遅くても今週中には観に行きます!!!!


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Thursday, July 2, 2015

祝日と哲学と
















アメリカでは、今週末にForth of Julyなんて言って、7月4日、独立記念日の祝日が迫っています。
私の会社も含め、多くの企業は明日の金曜日を振り替えのお休みにして、3連休です。ガゴシアンなんかもギャラリーは閉まると言っていたので、ギャラリー巡りは今週はもう出来ないでしょう。マンハッタンにある美術館は、開いているところも多いので、ギャラリーではなく美術館でゆっくりなんていいな。っと思っていますが、観光客で混んでいそう。

この、少し時間が出来ると、いろいろと考えてしまうお年頃と季節です。
歯医者も健康診断も行きたいな、なんて現実的な悩みも。(ただ怠惰なだけです。)
どうやって生きるかなんて、人それぞれだし、やりたいことも出来ることも、人それぞれ。
どうやったらやりたいことを存分に出来るのか、日々考えていますが、予定を立てて、実行する。ただそれしかない。反省もして、次の機会にはもっと充実できるように備えるしかない。みんなわかってるのにー!!!!

特に何かに失敗したわけではありません。


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Patrick Van Caeckenbergh @リーマンマウピんギャラリー

Lehmann Maupin GalleryローワーイーストサイドでただいまPatrick Van Caeckenberghの個展がやっておりました。

ベルギー生まれのパトリックさん、このマウピンギャラリーでは初めての個展になるそうです。





















私の撮った写真では見にくいですが、ギャラリーにはこんな感じのドローイングがたくさんでした。よく見ないと、ドローイングなのか、写真なのかどうかも未明な繊細なドローイングとなっています。

ベルギーに存在する、木たちをもとに、すべてのドローイングは想像のものらしいのですが、本当に存在しそうです。



































中央にはガラスのジャーがたくさん置かれていたのですが、
これらはパトリックさんが、ベルギーで個人から購入したもので、買った時のままのディスプレイをニューヨークのギャラリーでも再現したそうです。


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Wednesday, July 1, 2015

ギルバート&ジョージ 50年のキャリア

ただいまモマMuseum of Modern Artで開催中のギルバート&ジョージThe Early Years
とっても面白かった!

この展覧会のタイトル、Gilvert & George: The Early Years通り、ギルバートとジョージの初期、というか出会いから初期の作品を紹介している展覧会となっていました。

ギルバートはイギリス生まれ。イタリア生まれのジョージとは、ロンドンのセントマーチンというアートスクール(エリート!)で出会いました。2人とも彫刻を勉強していて、写真を2人で撮りあったところ、イメージの中に『Living Sculptures』ができた!という話から2人のコラボレーションがはじまります。

「ギルバート&ジョージ」 として活動している彼らですが、コラボレーションではなく、2人で1人のアーティストだ、と宣言しています。

1960年代後半から1970年にかけて、美術界はポップ、ミニマル、コンセプチュアルでいっぱいでした。そのなかで、ギルバート&ジョージは、彼らのすべての作品はスカルプチャー(彫刻)である、という考えを貫いています。新聞紙やチャコールを使ったドローイングに見えるものも彫刻。ビデオの作品も彫刻。





















1969年から1975年にかけて作られた作品にフォーカスがあるのですが、今でも現役である2人のビジョンの元となった哲学やイデオロギーが垣間見れる展示となっています。

ART FOR ALL !!!



You cannot not know what you want to do.

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