以前書いたブルックリン美術館での、Kihinde Wiley個展と同時に開催されていたBasquiatの展覧会ももちろん見て参りました。
Basquiat: The Unknown Notebooksという名の通り、バスキアのアイディアやスケッチを書き留めたノートやメモが、大公開されていました。
バスキアと言うと、ユニクロなどでも見られたこの様な王冠が有名。

バスキアはブルックリン生まれ、まさにポップアートの時代に生きていたアーティストです。キースヘリングや、バーバラクルーガーなどとも同じ時代に活躍し、アンディウォーホルとのコラボレーションも有名。若いうちに売れっ子になった故なのか?27歳の若さで残念ながら、薬物死を向かえたのですが、今でも現代美術史には欠かせないアイコンです。
マドンナの元カレとしても知られています。是非、画像検索してみてください。若いかわいいマドンナと、バスキアのかっこいい写真が沢山あります。
この展覧会、期待以上に面白かったのですが、というのも、私がバスキアのことを余り知らなかったということもあり、彼の世界に引き込まれてしまいました!
1960年生まれのバスキアですが、70年から80年のアメリカというのは、広告(Mad Manの世界!)やアメコミ、ポップアートの元となるようなトピックに溢れていました。そんな時代に生きていたバスキアのノートには、日々のメモや彼のペインティングに繋がるようなアイディアが沢山ありました。
こんな面白い言葉遊びのようなメモも沢山!
ポップアートや、グラフィティは、何も考えないでただポップなものを書いているだけなんじゃないか?と、Kihinde Wileyのつくる世界の様な「ファインアート」と区別さる方もいらっしゃいますが、この展覧会を見たら、バスキアがどれだけ社会のことを考えていたか、デザインと詩も沢山考えていたということがわかります。
彼がインタビューに答えている動画も見ることができました。
The black person is the protagonist in most of my paintings that I did not see many paintings with black people in them.
-----Jean-Michel Basquiat
ということで、Kihinde Wileyが見てきた美術史と、バスキアが見ていた美術は、どこか同じものがあるようです。
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