先週、チェルシーにあるアントンケーンギャラリーではMarcel Odenbachの展示がはじまりました。一応、二人のアーティストのグループ展なのですが…
見ての通り、大判。こちらの作品は、大きい紙を使ってのコラージュの作品です。
こちら、ラッパーだったツーパックが23歳の時のポートレイトとなっております。
クローズアップすると、このポートレイトが、アメリカのポップカルチャーや、シビルライツムーブメント(公民権運動?)を語るような細かい情報でつくられていることが見えます。
1953生まれのオデンバックは、ドイツで活動中のアーティスト。今回のこのツーパックの作品は、アメリカの社会問題を通しての表現となっておりますが、彼は今までドイツの歴史や社会問題、特にユダヤ教徒の文化に関する作品を、ドローイング、コラージュとビデオを使用して30年以上活動してきています。
紙を使っての複雑な作品になっており、何個もの歴史や文化のレイヤーを、紙で表現しています。オデンバックはこんな複雑な歴史を、彼の独自のシステムで構築して作品を仕上げています。
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