Tuesday, June 23, 2015

もう終了済み…Beacoup Humidity by John Isiah Walton


6月の初旬に見たジョンウォルトンの個展@ウィリアムズバーグの小さいギャラリー、その名もP339。もう展覧会は終わってしまったのですが、一応覚え書き程度に…

Walton-exhibition
























ベッドフォードアベニュー沿いにあるギャラリーP339ですが、インディペンデントな匂いたっぷり、でも展覧会の質はとっても良い、見逃してはもったいないギャラリーです。元々は韓国のルーツをもったギャラリーなので、少し前は韓国系の美術展覧会が多かったのですが、今年からは少しづつ変化していくそうです。


このジョンウォルトン(John Isiah Walton)の個展は、P339でのアフリカンアメリカンアーティストをシリーズにした第三弾目でした。フリーキュレーター、アドバイザー、ライターであるディエゴコルテッツ(Diego Cortez)が全てをまとめておりました。


1985年ニューオーリンズに生まれ、今もそこで活動中のウォルトンですが、彼の描くポートレイトは彼の見る人種と階級を表しております。人種と階級”というと、前にもここで書いたJacob Lawrenceや、Hank Willis Thomasも同じ様なことを元にして表現しているのですが、ウォルトンが使用している知性に富んだアイロニーは、Hank Willis Thomasが表す政治的に正しいトピックを、リチャードプリンスが使用する様な、政治的に正しくないユーモアを使用して構築されています。

なんだか意味が分かりそうで分かりませんが、Hank Willis Thomas もリチャードプリンスも、世界的に有名な現代美術作家で、歴史に残るだろうアーティストたちですが、ウォルトンは、現役のアーティストを引用しているかの様な、未来を行く作家なのではないでしょうか?



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