6月の初旬に見たジョンウォルトンの個展@ウィリアムズバーグの小さいギャラリー、その名もP339。もう展覧会は終わってしまったのですが、一応覚え書き程度に…
このジョンウォルトン(John Isiah Walton)の個展は、P339でのアフリカンアメリカンアーティストをシリーズにした第三弾目でした。フリーキュレーター、アドバイザー、ライターであるディエゴコルテッツ(Diego Cortez)が全てをまとめておりました。
1985年ニューオーリンズに生まれ、今もそこで活動中のウォルトンですが、彼の描くポートレイトは彼の見る人種と階級を表しております。人種と階級”というと、前にもここで書いたJacob Lawrenceや、Hank Willis Thomasも同じ様なことを元にして表現しているのですが、ウォルトンが使用している知性に富んだアイロニーは、Hank Willis Thomasが表す政治的に正しいトピックを、リチャードプリンスが使用する様な、政治的に正しくないユーモアを使用して構築されています。
なんだか意味が分かりそうで分かりませんが、Hank Willis Thomas もリチャードプリンスも、世界的に有名な現代美術作家で、歴史に残るだろうアーティストたちですが、ウォルトンは、現役のアーティストを引用しているかの様な、未来を行く作家なのではないでしょうか?
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