Wednesday, August 19, 2015

アプロプリエーション 日本の美術から






















ここ3ヶ月くらいで見かけて、気になった作品を少し。

この2つの作品。そう、日本の浮世絵からインスピレーションしてつくられたもの。少しでも浮世絵を見たことがあるなら、日本の作品?っと思うでしょう。この2−D感。下の作品は、浮世絵界でもレアで崇高なあの写楽のアプロプリエーション。写楽といったら、出生不明、今分かっているキャリア歴は10年のみ、約150のデザインしか発見されていない、希少性の高い浮世絵作家です。

この2点、現在はメトロポリタン美術館の日本美術の場所に展示してあるのですが、(あの名和晃平の鹿の作品の近く!)日系アメリカ人のロジャー下村によるもの。日系とか、中国系とか、アフリカ系とか、もう色々ありすぎて、人種はそんな簡単に説明できるものではなくなってきているので、あまり使用するべきではありませんが、このロジャー下村さんは、1939年シアトル生まれ、日系1世です。

下村の作品はやはり、アイデンティティーを取り扱ってるものが多く、キースヘリングやウォーホルなどのポップアートと、日本の浮世絵を合わせたようなペインティング、アイデンティティーとは何なのか、を問い続けているのです。




















そして、こちらの小さい島国のような、塊。コロンビア人アーティストのMiler LagosによるTsukudajimaです。そう、歌川広重の江戸名所百景シリーズの、佃島住吉の祭りをアプロプリエーションしてこの作品をつくったみたいです。

ミラーラゴスのウェブサイトのステイトメント:Miler Lagos’s projects reveal his particular curiosity for understanding the essence of the materials that make up his environment. Likewise, he has great interest in observing nature and in exploring the different phenomena that affect it as a result of cultural production.この作品は、2015年につくられたようですが、彼のウェブサイトで、CIMIENTOSというプロジェクトが載っており、その一部、というか、続きなのかな?っと思います。


クリスティーズニューヨークの、コロンビアアートのセールのプレビューで見かけたのですが、全てが個人コレクションからの出展で、エスティメイトも未発表という、とってもプライベートで私にはつまらないセールでした。まあ、触れたので良かったですが。






















最後に、もちろん、マイフェイブな村上隆、727。モマのコレクションに入っていて、ちょうど現在公開しています。

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Tuesday, August 18, 2015

Storylines @グッゲンハイムニューヨーク





















アッパーイーストサイドに用事があったので、軽い気持ちでグッゲンハイムに寄ってみました。Storylinesストーリーラインズ、という、グッゲンハイムのコレクションから選ばれた展示がやっていました。

この、イタリアンアーティスト、マウリッツォカテランによるピノキオが、水に浮かぶインスタレーションから始まるこの展示、2000年代の現代美術を追うことができます。2000年以降って??って感じですが、そう、まさにバラバラなのです。この展示のウェブサイトによると、1960年代70年代は、minimalismミニマリズム。だいたいの現代アーティストは、ミニマルなペインティングやスカルプチャーをつくっていたのです。そして、1980年代には、ポップや抽象的なものがはやっており、それは、印象派などの1920年代につなげるような、見返すようなスタイルが目立っていたのです。そうなると、1990年代に起こることといったら、もうバラバラ。アーティストそれぞれにアイデンティティーがあり、政治観、宗教観、家族観まで、人それぞれ。それぞれに物語をつくって語っているのです。100点以上の作品が一気に展示してあり、一つ一つの作品は何もつながりが無いようでいて、でも、時代を代表するような作品が選ばれています。

面白かった!





















見渡す通り、如何にもコンテンポラリーアートな展示でした。




















現代美術の象徴の様な、マシューバーニーからはじまり、
サイモンフジワラ、グレンライゴン、キャサリンオーピーなどなど
市場で取引の多い、おなじみのアーティストばっかりでした。もちろんグッゲンハイムですからね。

ただ、私の気になったところが、このタイトルのフォント。
いつもフォントなんて気にもしないのですが、このタイトルのフォントが、壁の説明書きのアーティスト名にまで使用されていて、とても読みにくかった。イラっとしませんか?
























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Monday, August 17, 2015

映画をみた。Tom at the Farm 

昨日の夜(日曜夜)、友人に映画を見ようと誘われて行ってきました。

2個選択肢を与えられて、私はなぜかTom at the Farmというカナディアン映画を選んだのですが、日曜夜ということもあって、とても空いていました。

映画大好きな私と友人、といっても、特にこだわりがある映画好きでもないので、ミッションインポッシブルのようなブロックバスターでも、こういう外国映画(私たち外国人が外国で外国映画。何が外国なのか?)でも、インディペンデントでもなーんでも観てみるのです。

しかし昨日の夜は何かが違った。
イーストビレッジにあるVillage East Cinemaという古めの映画館に行ったのですが、私たち以外のお客さんがみんなカップル、、、しかも男同士、、、

人を見た目や偏見でジャッジしてはいけませんが、そこにいたカップルたち、ベタベタ度がすごくて、どうみてもただの友だちではない。

この映画、ゲイ向けの映画だったっけ????

Rotten Tomatoのレートが良かったから見にきた私たち。映画の内容なほとんど知らなかったのです。カナダのトムが牧場で働くの?っていうくらいしか。


結果、このレビューもある通り、小さな町にいるサイコな男の人とトムの話、、、っということですかね?
いい映画でした。
観てみてください。




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サラチャールズワースSarah Charlesworth: Doubleworld @new museum

いまニューミュージアムで開催中のもうひとつの個展、サラチャールズワース Sarah Charlesworth みてきました。

フォトグラファーと部類されるであろう、サラチャールズワースですが、彼女の作品は1970年代のコンセプチュアルアートにもど真ん中で、風景やポートレイトを撮るような写真家とは全く異なる、写真を使った現代美術’’のはじまりの人ではないでしょうか?

今年のはじまりに、マモであったChristopher Williamsの回顧展のように、ほぼ写真だけの展覧会ですが、写真そのもの、だけでなく、写真の組み合わせ、その写真を見てる私たち自身を考えるような作品ばかりです。






















ひとつの部屋は、こんな感じの人が高所から落ちている、恐怖の写真ばかりが展示してありました。

ある部屋は、新聞のイメージばかりを集めたものなど、アプロプリエーション’’を駆使した作品も。マスメディアと日常生活’’という大きいテーマが見えてきます。

この展覧会のキュレーターによるオーディオガイドが、オンラインで公開しています。こちら


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Tuesday, August 4, 2015

Albert Oehlen: Home and Garden @ニューミュージアム

アルバートオエレン(読み方が曖昧です)の個展をNew Museumにて見てきました。
Albert Oehlen: Home and Gardenという、彼のニューヨークにある美術館での初の個展。

ニューミュージアムというと、日本人建築家ユニットSANAAによるビルが有名ですが、たった3人のキュレーターが始めた美術館ということで、インディペンデントな美術館として見られています。

1954年ドイツ生まれのOehlenは、Sigmar Polke(ポルケ)などと一緒にペインティングのお勉強をし、まさにドイツの核心的アーティストの一人です。

今回の展覧会では、アーティストキャリアの初期からの変遷を追っているので、私の様にOehlenのことをよく知らない方にはぴったりな展覧会でした。

























大きな作品たちです






















今まで、Oehlenの自画像をたくさん描いているようです。























そして最近の作品には、デジタルプリントのような技法も使われていました。
デジタルのビットを、スクリーンプリントでキャンバスに写し、その上からペイントで線を足していってる様です。



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